大森駅から人力車に乗って

138年前の3月22日、東京府が人力車の営業を許可しました。

6年後の明治9年、大森駅が開設されると、大森駅前にも人力車が停まるようになります。芥川龍之介の『魔術』の主人公が乗った人力車も、たぶん大森駅を出たものでしょう。

或時雨の降る晩のことです。私を乗せた人力車は、何度も大森界隈の険しい坂を上ったり下ったりして、やつと竹藪に囲まれた、小さな西洋館の前に梶棒を下ろしました。(『魔術』の書き出しより)

[馬込文学マラソン] 芥川龍之介の『魔術』を読む→

※当ページの最終修正年月日
2008.3.21