労働の非人間的側面

70年前の3月15日、間宮茂輔の『あらがね』が小山書店から発行されました。

間宮茂輔はこの小説で労働の非人間的側面を告発しました。芥川賞の最有力候補になりつつも受賞を逃したのは、作中の過激な団交や弾圧の場面も無関係ではないかもしれません。昭和13年という時代です。

小説の舞台の久根鉱山は、著者の間宮茂輔が慶応大学中退後しばらく勤めたところです。東京から出てきたという曽根という青年に自身の姿を重ねているかもしれません。

参考文献:
・『六頭目の馬 間宮茂輔の生涯』
(間宮武 武蔵野書房 平成6年)
・『馬込文士村ガイドブック(改訂版)』
(東京都大田区立郷土博物館編 平成8年)P.65

[馬込文学マラソン] 間宮茂輔の『あらがね』を読む→

※当ページの最終修正年月日
2008.2.29