OS10.5のためなら
ケンサク 2008/03/22(Sat) 00:57 No.733

私のIM(インプットメソッド)では「おざき」を入れると「尾崎士郎」に変換されます。
これは日々単語登録しているからなのですが、
この自分用の辞書データが一瞬にして飛んでしまったらそうとう悲しいですね。
「まみや」と入力したら「間宮茂輔」と変換される辞書はおそらくどこにも売っていませんから。

そんな心配を心の片隅に10年間過ごしてきましたが、朗報です!
今度のOS10.5では、辞書データに限らず、
やはり「飛んだら嫌だな」のアドレス帳やブラウザーのブックマークなどのデータが、
複数のPC間で自動でシンクロできるというのです。
常にサブマシンにバックアップされているようなもので、
これならメインマシンが突然逝っちゃっても大丈夫そうです。
OSのバージョンアップは安定した環境を捨てることでもありますが、
「えい! やっ!」とばかりにOS10.5.2に上げてしまいました。

ほんと“問題100出”ですよ。
プリントがうまくいかなかったり、
サーバーにアクセスできなくなったり、
今まで使っていたソフトが使えなくなったりとね。
特にCS(クリエーティブスイート)が不安定になったのが痛い!
InDesignってこんなに落ちるもんなんですね。
CSからCS3にしたらすっかり良くなり助かりましたが。

乗り越えなくてはならないハードルはまだいろいろありますが、
OS10.5はほんと素晴らしいです。
上に書いたデータのシンクロの他にも、
SpacesやらTime MachineやらSpotlightといった機能があり、
画期的といってもいいでしょう。
OS10.5のためなら、えんやこら、です。


ギターによる生シャコンヌ
ケンサク 2008/03/09(Sun) 15:48 No.732

ギターのシャコンヌ(BWV1004)を初めて生で聴きましたが、
超絶的な技巧を駆使した演奏で、
音色も美しかったにかかわらず、
聴いていて気分が高まってこなかったのです。
そうとう期待していただけに・・・、残念!

ギターという楽器は、ほんと繊細な音だなぁと改めて思いました。
CDでは耳の近くで音が鳴るので気にならなかったのですが、
だだっ広いコンサート会場では、かなり頼りない音に感じられました。
激しいタッチで弾いているんだなと頭と目では分かるのですが、
体では分からない。
音が直撃してこないので、震えないんです。

本来、ギターは、仲睦まじき二人の間でひそやかにつま弾かれたり、
窓辺で一人黄昏ながらポロリン ジャラリンとやるもんなんだろうか?


クマグス
ケンサク 2008/03/08(Sat) 03:06 No.731

先日、竹下通りを抜けて、久しぶりにワタリウム美術館に行ってきました。
「クマグスの森 南方熊楠の見た夢」展です。

この熊楠って男が、とっても面白いんです。
突き抜けています。
表向きは「歩く百科事典」であり、
「知の巨人」であり、「エコロジーの紹介者」ですが、
私生活はというと、一糸まとわぬスッポンポンで過ごしたり、
嫌いな客がくるとゲロをして追い返したりと、
ほとんど漫画なのですね。
小学生の時にはすでに動植物採集・観察に目覚めていて、
登校時に面白いものを見つけると弁当箱の中身をその場で食べてしまい、
そこに藻やら昆虫やら蟹やらをつめて持ち帰るという異常な懲りようです。
本展でも一部展示されていましたが、
8、9歳で筆写したという『和漢三才図絵』105巻はとうてい人間業には思えません。
19歳でアメリカに渡って、以後14年間海外を彷徨い、
イギリスでは大英博物館に通いつめて英語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・ギリシャ語・ラテン語の文献を読みあさって、
その時の克明なメモは4万8千枚にまで及び、
在英中に発表した論文で、イギリスでまず認められています。

本展では、熊楠の5千種にも及ぶキノコの図譜が中心に展示されていました。
むろんアートを目指したものではないはずですが、その克明なスケッチと、
絵の隙間にまで潜り込むまでに埋め尽くされた観察記録。
それらの図譜がずらりと並ぶと、
その制作者熊楠の精神エネルギーの渦に飲み込まれます。
熊楠もすごいですが、
学術の世界のものをこうやって展示してアートにしてしまう和多利さんの慧眼にも感心。
熊楠ではない、クマグスの誕生です。

ワタリウム美術館→

ウィキペディア/南方熊楠→

※熊楠は明治18年2月1日と5月12日に大森貝塚を訪れ、
土器片や骨片を採集しています。
むろん彼も馬込作家に含める予定です。


技と挑戦
ケンサク 2008/02/19(Tue) 19:53 No.730

言葉はあまり信じられないけれど、
「技」だったら信じられるんです。
その技を得るためにかけただろう膨大な時間と、
きったあっただろう幾度かの葛藤。
それと長期間モチベーションを保っていくのに必要だったに違いない
情熱とか、
愛情とか、
謙虚さとか、
気持ちの明るさとか。
圧倒的な技を見ると、
だから、いっぱつでその人が好きになってしまいます。

数日前の安藤美姫が良かった。
転んでしまったけれど、4回転する心意気が伝わってきました。
技の素晴らしさに、
そこに留まっていようとしない
挑戦する人の美しさ。
ミキティースマイルとかいわれている頃はどってことなかったけれども、
最近の安藤は完璧だなぁ〜


『レディ・ジョーカー』のシモーヌ・ヴェイユ
ケンサク 2008/02/07(Thu) 14:05 No.729

今、高村薫さんの『レディ・ジョーカー』を読んでいますが、
小説に登場する合田警部補が
シモーヌ・ヴェイユとかいうしゃれたものを読む場面がありました。
とりあえずは読み流したのですが、
著者の高村さんについて下のサイトで調べたら、
高村さんの紹介で以下の一文がありました。
「青年時代に読んだ、搾取される労働者の本質を理解するために、
教職を捨て「女工」そのものになった、ヴェイユの体験記に、
自己が根こそぎにされるような「衝撃」を受けたという」
ウィキペディア/高村薫→

で、ヴェイユってどんな人?
下のような人なんだそうです。
ウィキペディア/シモーヌ・ヴェイユ→