自然主義最後の作家

118年前の2月4日、岡田三郎が北海道で生まれました。

岡田三郎は、「文章読本」(博文館)の編集部に在籍後、パリで遊学。帰国後はコントという短編小説形式の作品を発表しました。

3回目の結婚後に住んだのが馬込文学圏(山王2丁目)で、隣が南川 潤の家だったそうです。ということはドイツ学園が建っていた辺りでしょう。

昭和12年(47歳)、妻子を置いて18歳(19歳とも)の銀座のカフェの女給と出奔。『秋』『冬』『玩具の勲章』『冬去りなば』の題材となりました。その実行即小説の態度に感銘を受けた尾崎士郎は、「岡田三郎は自然主義最後の作家だ。岡田三郎が死ねば自然主義作家もこれでなくなる」と語ったとか。

参考文献:
・『馬込文士村ガイドブック(改訂版)』
  (東京都大田区立郷土博物館 平成8年)P.34
・『大田文学地図』
  (染谷孝哉 蒼海出版 昭和46年)P.116-119

参考サイト:
ウィキペディア>岡田三郎→

[馬込文学マラソン] 尾崎士郎の『空想部落』を読む→
[馬込文学マラソン] 南川 潤の『風俗十日』を読む→

※当ページの最終修正年月日
2008.2.3